最近の沖縄の天候は土砂降りが降ったかと思えばカンカン照りになったりと、
コロコロと空模様が変わり、農家さんたちは畑の作業を行うのに苦戦しています。
農家さんは年末出荷される秋菊の定植、彼岸出荷用の畑の準備と様々な仕事が重なりとっても大忙し!!
暑いし、雨降るし、本当に大変!
真夏の畑準備と定植はとても大変ですが、この時期の畑準備の良い点と高温対策の例を紹介したいと思います。
真夏の畑準備の良い点は、土壌消毒が太陽熱を利用して行うことができることです。
同じ植物を何年も同じ畑で作り続けると、作物が病気になりやすくなるため、その病気を減らすために土壌消毒を行います。
薬剤を使った方法もありますが、沖縄の夏場は他の産地よりも土を高温に保つことがやりやすいため、
強い薬剤に頼らず、煮沸消毒のように土壌消毒を行うことができます。
高温対策の例は、畝毎に遮光ネットをつけることです。
露地栽培が多い沖縄の菊ですが、定植直後のこの時期は直射日光を遮ってあげないと枯れてしまうことも…!
遮光ネットは、台風が近づくと畝全体を上から覆うこともできるため、台風から作物を守るための台風対策にもなります。
人も植物も暑さでへとへとになる時期ですが、これを何とか乗り越えて年末と春彼岸へと挑みたいですね。
皆さん、熱中症に気を付けて!