組合員の皆さま、関係業者の皆様、新年明けましておめでとうございます。
心より新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は組合事業へのご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年の花卉農協の年末生産状況は、夏場の高温や9月の長雨の影響による生育の遅れにより、栽培に苦慮する場面もありました。しかしながら、組合員の皆さまの懸命な肥培管理により、困難な状況の中でも計画の82%の出荷を何とか実現することができました。一方で、予約注文の一部において、欠品を招いたことで花市場やご予約いただいたお客様にご迷惑をおかけしました。この反省を踏まえ、今年3月出荷に向けた改善に全力で取り組んでまいります。
昨年度より新たな取り組みとして、フレッシュライナーの使用を規格化して出荷物の鮮度を維持し、品質安定に努めました。この取り組みは市場関係者から高く評価され、大変喜ばしい成果として受け止めております。
昨年の年末出荷状況は、本数で前年対比83%、金額で前年対比88%となりました。ただし、数量減少の影響に伴う単価上昇により、平均単価は前年を上回りました。全国的な生産遅れや数量減の中で、定期注文・予約注文率の向上を目指した結果と考えられます。
令和7年を迎え、干支は「巳年」にあたります。巳(蛇)は、脱皮を繰り返して再生し、成長を続ける生命力の強さ、そして復活の象徴とされています。
今年は現状をしっかりと見据えながら、焦らず着実に歩みを進めることで、新たな成長と発展を目指していく年にしたいと考えております。また、花卉の消費拡大に向けた取り組みを引き続き進めるとともに、「農林水産物条件不利性解消事業」の恒久的な事業継続を沖縄県に要請してまいります。組合員ならびに関係者の皆さまのご協力を心よりお願い申し上げます。
最後に、新しい年が皆さまにとって希望に満ち、活力にあふれる一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。引き続き、花卉農協へのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
令和7年 元旦
代表理事組合長 前川 亮一