新年明けましておめでとうございます。
心より新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は組合事業へのご理解とご協力を賜り心よりお礼申し上げます。
2020年1月、国内で初めて新型コロナウイルスが確認されてから2年目、
この間、卒業式の在り方、葬儀の在り方、結婚披露宴の在り方など規模が小さくなるなか、
異業種が新しい視点で花の小売りに参入するなど、家庭・個人向け需要が伸びて花を楽しんでくれる消費者が増えてコロナ禍で新たな消費も生まれました。
その流れは、花の規格も短径(ホームユース規格)が認知されるなど「厳しさと、新たな需要」が起きた一年となりました。
10月の緊急事態宣言解除後の新規感染者数が低位で推移したことで、飲食や宿泊などを含めた、
国内の経済活動も徐々に再開し持ち直しに向かう一方、あらゆる物が値上がりする動きが見られました。
背景となっているのは、コロナ後の景気回復を見据えた動きが活発になっていることがあります。
この動きは、我々にとってもコスト上昇、収益が圧迫される等大きな懸念となっています。
太陽の花では、SDGsの取り組みのひとつとして、ECO規格(短径小菊)の試験を実施しています。
通常規格より5㎝短い、草丈70㎝にすることで輸送コストの軽減、花束加工時に発生するゴミ(葉や茎)の廃棄コストの低減、生産者の経営改善につながる取り組みは、
生産から消費までを循環することができます。その観点からも環境に優しいECO規格商品を普及拡大して行きたいと思っています。
さて、花卉農協の生産状況は台風による直接的な影響がなかったことが幸いし、概ね順調な出荷をすることが出来ました。
ご尽力いただきました組合員の皆様に衷心より敬意を表します。誠にありがとうございました。
昨年末出荷状況は本数で前年対比100%、金額で前年対比101%となり、昨年同様に12月はしっかり荷物があれば売れる!という事を確信いたしました。
昨年は暗い事件や事故も多かった中、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、日本のメダル奪取に沸き、メジャーリーグの大谷選手の二刀流の活躍にも励まされました。
今年も花の消費拡大に生産団体として、精力的に関わって行きますので、組合員・関係者の皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
今年は寅年です「虎穴虎子(こけつこし)」の姿勢で、今期の目標達成に向けてトライしていきます。
「虎穴虎子」:多少の危険を冒さなければ、大きな成果や業績は得られないということ。
2022年(寅年)が、皆様にとりまして健やかで夢と希望に満ち溢れ、願いが叶えられます事を心より祈念申し上げ年頭のご挨拶といたします。
慶 祝 令和4年
沖縄県花卉園芸農業協同組合
代表理事組合長 前川 亮一